■ 抄録・要旨
| 地方環境研究所と国立環境研究所によるU型共同研究、およびこの共同研究を母体とした環境省環境研究総合推進費5B-1101による研究などによって進められているPM2.5の発生源寄与評価の取り組みをまとめ、PM2.5の発生源寄与評価の現状と今後を展望した。レセプターモデルによる発生源寄与評価では、既存の発生源プロファイルの更新と拡充、新たな指標成分の導入の必要性があると考えられた。ボイラーや焼却炉など9種類の発生施設の発生源試料を分析して燃焼物ごとに成分組成を整理し、既存の発生源プロファイルと比較した。また、二次有機粒子(SOA)の指標となる成分とそれを利用した解析についても考察した。
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